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ホワイトリスト型のウイルス対策とは?メリットやデメリットを解説!

ホワイトリスト型のウイルス対策とは?メリットやデメリットを解説!

ササイバー攻撃が多様化するなか、ブラックリスト方式だけでは未知の脅威を防げません。そこで注目されるのが「ホワイトリスト型」ウイルス対策です。安全と認めたプログラムのみ実行でき、ゼロデイ攻撃やUSB経由の感染も防げます。

この記事では、ホワイトリスト型ウイルス対策の仕組み・メリット・デメリット、運用時の注意点を解説します。最新のウイルス対策ソフトを比較できる資料の一括請求も可能なので、導入検討中の方はぜひご活用ください。

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目次

    ホワイトリスト型のウイルス対策とは

    ホワイトリスト型のウイルス対策とは、あらかじめ「安全」と認めたアプリケーションやプログラムのみを実行できるように制御する方式です。登録されたホワイトリスト以外の動作はすべてブロックされるため、未知のマルウェアやゼロデイ攻撃に対しても強固な防御を発揮します。

    従来の多くのセキュリティソフトは「ブラックリスト型」を採用しており、過去に脅威と確認されたマルウェアをデータベース化してブロックします。一方で、ホワイトリスト型は正反対のアプローチを取り、未知の脅威に対応できる点が大きな特徴です。

    ブラックリスト型との違い

    ブラックリスト型は既知のウイルスやマルウェアのデータをもとに検知・防御を行うため、新種の攻撃や未知の脅威には弱いという課題があります。それに対してホワイトリスト型は、許可されたアプリケーションのみを動作させるため、未知の攻撃や不正プログラムも自動的に遮断できます。

    つまり、「過去の脅威に強い」ブラックリスト型と「未知の脅威に強い」ホワイトリスト型で、守備範囲が異なるのです。

    ホワイトリスト型の仕組み

    ホワイトリスト型ウイルス対策では、まず利用するソフトウェアやアプリケーションをセキュリティ管理者がリストに登録します。その後、PCやサーバ上で実行されるプログラムは、このホワイトリストと照合され、許可されていないものはブロックされます。

    例えば、USBメモリ経由で持ち込まれた未知のマルウェアがあっても、リストに存在しないため自動的に実行が防がれます。この仕組みによって、従来型のウイルス対策ソフトだけでは防げないゼロデイ攻撃や標的型攻撃にも対応できるのが強みです。

    ホワイトリスト型を選択するメリット

    ホワイトリスト型のウイルス対策は、未知のマルウェアに強いだけでなく、業務環境の安全性や運用効率を高める効果もあります。ここでは代表的なメリットを3つ解説します。

    未知のウイルス・ゼロデイ攻撃を防げる

    ブラックリスト型では検知できない新種のウイルスも、ホワイトリスト型なら「リストにない=不正な動作」として実行を防止できます。そのため、ゼロデイ攻撃や標的型攻撃など未知の脅威にも高い防御力を発揮します。

    USBメモリや外部媒体からの感染対策に有効

    近年増えているUSBメモリ経由のマルウェアは、端末に挿入しただけで感染を引き起こすリスクがあります。しかしホワイトリスト型であれば、許可されていないプログラムは自動的にブロックされるため、感染を未然に防げます。

    内部不正やシャドーITのリスクを低減できる

    従業員が勝手にインストールしたソフトウェアや不正アプリは、情報漏えいやセキュリティ事故の原因になります。ホワイトリスト型のウイルス対策では、リストに登録されていないソフトウェアは実行できないため、こうした内部リスクを大幅に抑制できます。

    さらに詳しく最新のセキュリティ製品を知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

    関連記事 【比較表あり】ウイルス対策ソフトおすすめ12選!人気ランキングも紹介

    ホワイトリスト型を選択するデメリット

    強固なセキュリティを実現できる一方で、ホワイトリスト型のウイルス対策には運用上の負担や制約も伴います。導入前にデメリットも把握しておきましょう。

    マルウェアを駆除できない

    ホワイトリスト型は「実行を防ぐ」ことには優れていますが、すでに侵入しているマルウェアを除去する機能は持ちません。感染を抑えられるだけで、除去はできないという点に注意してください。そのため、駆除機能を備えたアンチウイルスソフトとの併用が推奨されます。

    システム更新・変更時に運用コストがかかる

    新しいソフトを導入したりシステムをアップデートしたりする際には、その都度ホワイトリストの内容を更新する必要があります。頻繁に変更が発生する環境では管理工数が増え、運用の負担となる可能性があります。そのため、ホワイトリスト型のウイルス対策を採用する際は、防御力と運用面を比較し検討してください。

    業務の柔軟性が制限される場合がある

    ホワイトリストに登録していないアプリやツールは実行できないため、従業員が急遽必要になった業務用ソフトウェアをすぐに利用できないケースもあります。これにより、一時的に業務が滞るリスクがある点は注意が必要です。

    ホワイトリスト型で運用する際の注意点

    ホワイトリスト型のウイルス対策は、導入すれば安心というわけではありません。誤った設定や更新の遅れがあれば、かえってセキュリティホールを生む可能性があります。ここでは、効果的に運用するための注意点を解説します。

    登録したプログラムの変更管理を徹底する

    一度ホワイトリストに登録したプログラムや実行ファイルを勝手に改変すると、想定外の動作を許してしまうリスクがあります。システムの変更やアップデートを行う際は、必ずセキュリティ担当者が内容を確認し、変更管理のプロセスを徹底しましょう。

    メモリ保護や多層防御と組み合わせる

    ホワイトリスト型でも、許可されたアプリに脆弱性があれば攻撃を受ける可能性があります。特にバッファオーバーフローなどの攻撃には注意が必要です。メモリ保護機能やEDR(Endpoint Detection and Response)など、ほかのセキュリティ機能と組み合わせることで防御力を高められます。

    安全にシステムを更新できる体制を整える

    システムのアップデートや新規ツールの導入時には、ホワイトリストを一時的に調整する必要があります。その際、防御機能をオフにすると外部攻撃にさらされるリスクが高まります。安全に更新できる仕組みを持つセキュリティ製品を選ぶことや、更新作業の手順を明確化しておくことが重要です。

    継続的なメンテナンスを怠らない

    ホワイトリスト型は「導入して終わり」ではなく、常に最新の業務環境に合わせたメンテナンスが不可欠です。更新を怠ると、新しい正規アプリが使えない・防御が機能しないといった問題につながります。定期的にリストを見直す体制を構築し、安定したセキュリティを維持しましょう。

    自社に合った方式を選んで、万全なウイルス対策を!

    ホワイトリスト型のウイルス対策は、未知の脅威やUSB経由の感染を防ぐ強力な手段です。一方で、マルウェアの駆除機能がない点や、システム変更時に運用負担が増えるといった課題もあります。そのため、単独での利用ではなく、アンチウイルスソフトや多層防御との併用が望ましいでしょう。

    重要なのは、自社の業務環境やセキュリティポリシーに合わせて、ホワイトリスト型を取り入れるかどうかを見極めることです。メリットとデメリットを正しく理解したうえで、最適な方式を選びましょう。

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